2010年11月12日金曜日

10月20日

  • "アバター"

    • 人はかつて結や歳暮で助け合い、今は仮想空間で物を贈り助け合い、現実社会での購買欲をアバターで消費する。
    (自分の年齢等を自由に設定でき、体型に関係なく、様々な服装ができるパソコン上のキャラクター)

    • 仮想空間での消費は、現実社会の消費循環に活かされにくい。アバターが現実社会よりも社交の場となり、モラル形成の場となりつつある。そのモラルは学生により形成されつつある。
      仮想空間は、かつての映画、雑誌、漫画よりもモラル形成の責任が重くなっている。仮想空間がいかにあるべきか、現実社会への還元について真剣に考えねば、携帯代を払う財源が消え社会は縮小衰弱してしまう。
    (社会的に成熟していない若者の発言権が増し、社会への影響力が増えてきた。選挙が、テレビやインターネットのコメントに左右されやすくなってきた)

  • (会話の仕方、マナー、恋愛の仕方、社会人のあり方などが、かつては映画で学ぶことができた。いまでは、チャットやブログで学んでしまう。)
    (どの情報が正しいか、科学的に裏づけされているか、そういった思考の訓練がなされないまま、あふれる情報を鵜呑みにする小中学生の増加が危惧される)

    • 新しいモラル形成はあらゆる世代で、政府で、学校で、検討すべき。
      あまりに手軽に物が手に入り情報過多の空間で育つ青少年の、現実逃避は、金があってこそ。責任感、リセットボタンでない形のハンデを与えた再チャレンジの概念化。
      携帯がいきのこり、日本が生き延びるために、有効な討論の場こそ仮想空間で必要。
    (ナイフが悪いのではない。ナイフは収穫し、調理するもの。銃が悪いのではない。狩猟するためのもの。携帯やパソコン、漫画が悪いのではない。使い方が悪いのだ)

    • コマーシャル料でなくもっともっと現実の社会への金の変換、返還、循環が急務。
      田畑は残れど、工場に機械はあれどゴーストタウン。今の七十八十代が長生きしているつかの間。タイムリミットは迫ってきた。日本が浮上する最終チャンス。
    (人類が発展してきたのは老人を大切にしてきたため。飢饉や災害時にどう立ち向かえばよいのか、長年の知恵を保有してきた文明が生き残ってきている。日本が培った手工業、農業を後世に伝えねばならない。DNAが日本人の子どもが生き残っても、文化が生き残らねば、日本の生き残りは難しい)

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